下肢静脈瘤
下肢静脈瘤とは
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)は足の血管の病気です。 下肢とは足のことで静脈瘤は血管(静脈)が文字通りコブ(瘤)のように膨らんだ状態のことを言います。静脈にはもともと血液の逆流を防ぐ静脈弁が備わっています。静脈弁は、立っているときに血液が足のほうに戻ってしまうのを防いでいます。 この弁が壊れると血液が逆流して足の静脈に圧がかかり、コブになっていきます。
下肢静脈瘤の症状はほとんどがふくらはぎに起こります。
足に血液がたまることによっておこるので午後から夕方に症状が強くなるのが特徴です。代表的な症状は以下のものです。
- ■足の血管が浮き出て見える
- ■足のこむら返り(つり)
- ■足の色素沈着
- ■ふくらはぎがだるい、重い
- ■足のかゆみ、湿疹
- ■足の潰瘍
- ■足のむくみ
- ■足のムズムズ感、不快感
下肢静脈瘤治療
当クリニックでは下肢静脈瘤に対し、ラジオ波を用いたカテーテル治療を行っています。
本治療は弁不全を起こした静脈内にカテーテルを挿入し、焼灼する治療です。局所麻酔で操作を行え、創は穿刺部のみになりますのでほとんど傷が残りません。手術時間は20~30分程度です。
術後は直ちに歩行できますが、1時間ほどリカバリールームでくつろいでから、帰宅していただいています。